同人ゲームサークル『なすびあん』の弐型式ブログ。
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これがなすびあんとして書く最後のブログになります。
今年の1月から放置し続けてきましたが、そろそろ更新したいと思います。
申し訳ありませんが、なすびあんは活動を停止しました。
応援して頂いた皆様、ご協力いただいていた皆様には本当に申し訳ありません。
私としてもこんな終わり方だけはしないようにしようと考えておりましたが、不本意ながらそうなってしまいました。
逆説的ですがそれを認めたくないためになすびあんから遠ざかっていました。
ここに来ればなすびあんが終わった事を認めざるを得ないからです。
ですが、もはや活動を再開できる兆しもないためにケジメをつけなければいけないように思います。
曲がりなりにも一生懸命やってきたつもりの活動をフェードアウトして終わらすのはこの活動のすべてを台無しにしてしまう気がしたので。
なのでつらつらと活動を停止する言い訳を並べていこうと思います。
1.金銭的事情
まず活動を停止する理由ですが、その大部分が金銭事情によります。
私自身がゲームを制作するためにフリーターとニートを繰り返しており、ゲームを作るギリギリのお金だけを稼いで生活しておりました。
下積みのつもりシナリオのバイトなどをやっていた期間も含め、20歳からおよそ8年間は私の履歴書は白紙になります。今年で29歳になります。もはやまともな定職に就く事はできないでしょう。
当然ながらなすびあんの活動は黒字になる事はなく常に大幅な赤字でした。8年間で稼いだお金はすべてゲーム制作に注ぎ込んでいたので、大きな買い物はした事がありませんでした。服などもすべて古着で済ませていました。(近くに一着数百円~3000円ぐらいまででダウンジャケットまで買える良い古着屋がありました。もう潰れてしまいましたが)
例外としてノートパソコンだけは5万円以上出して8年間で2、3度買った記憶があります。またadobeのイラストレーターを数万円で買ったり、比較的最近始まったadobeソフト使い放題の月額会員に入ったりしました。これらはゲーム制作をするために必要でした。
とはいえ生活にはさほど不満はありませんでした。時々は同年代の他の人間が普通にしている事を自分ができない寂しさはありました。
しかし私は元々あまり物欲がない方ですし、実家で生活費もかからず(親に毎月生活費を渡していましたが、一人で暮らすより全然安く済む程度です)、何よりゲームを作って成り上がろうと燃え続けていました。
だったらなぜ金銭的理由でゲーム制作をやめるのか、と思うかもしれません。
それはタイムリミットのようなものでした。
私の親は自営業です。そして一般的な基準ではとっくに退職しているような年齢です。
高齢のためかここ2年ほどはほとんど仕事がないようで(依頼を請け負う形の仕事です)、1か月間で1度も仕事が入らない月も出てきました。つまりその月は収入0です。
しかも親は年金を払っていなかったようです。他人の事なら自業自得だと言ってられますが、家族となるとそうも言ってられません。
おまけに親は数年前にとある詐欺に遭って貯金をほぼすべて吹き飛ばしています。これも他人の事なら自業自得だt(ry
8年間、私は努力し続けていたつもりでしたが世間的には何もしてないのと同義でした。(ごくまれに本当にサボッている時期もありましたが、大部分は努力していたつもりです)
私はゲーム制作でプラスになるほどの収入を稼ぐ事はできませんでした。
私はこの活動に人生を賭けてきたつもりですが、世間からはお金にならないこの活動は何と呼ばれるでしょうか?
「趣味」です。
家族の金銭事情が悪化していく中、私は「趣味」にお金を注ぎ込んでいました。
2.労力的事情
ゲーム制作を働きながらするという選択肢もあるように思いました。
ですがこのブログを見ている中でゲーム制作をしている方はどのぐらい居るでしょう? 実は結構いるのではないのでしょうか? だとしたらゲーム制作における労力がわかると思います。
結論から言うと、働きながらMYTHOSを完成させるのは不可能でした。
ゲーム制作にかかる労力はあまりに大きすぎて働きながらでは絶対に無理です。仮に週5日労働でも始めようものならMYTHOS第二部完成は10年後になるでしょう。実際、10年もかかるプロジェクトでは協力してくれる人はかなり少なくなるでしょうし、プレイヤーも待ってはくれないでしょう。MYTHOSが完結するのはたぶん20年後です。
こんな事を言うと「働きながらゲームを作ってる人はいる」という反論が聞こえてきそうです。
実際その通りです。働きながらゲームを作ってる人はいます。ついでに言うなら、月に3日働くだけで月収300万円稼ぐ人もいます。この両者の共通点は、大部分の人にはかなり難しいという事です。
特に私は働きながらゲーム制作を続ける能力がありませんでした。バイトを始めるとゲーム制作に集中できないのです。週3ですら無理でした。逆に一つの事に絞るとずっとできます。第一部製作時、仕事を辞めてニートになると半年間休みなくゲーム制作ができました。というか、休まずにやらざるを得ない状況でした。シナリオと簡単なスクリプトしかできない自分では足りないものを、外部の人達にお願いして制作からマネジメントに移行する段階です。
現在MYTHOS第二部はその段階に入っていますが、第一部のあの半年間がトラウマになっているのか踏み出せませんでした。
しかしゲーム制作を放棄するのは途方もない労力が必要である事が理由ではありません。ゲーム制作にかかるマネジメント作業が嫌だから逃げ出すわけではありません。ゲーム制作のどこかの段階が嫌だから逃げ出すほど生ぬるい覚悟でやってきたわけではないつもりです。
ただこの段階が自分を破滅に追い込むと確信したのです。
これから半年続く無収入期間と、制作にかかる百万円前後の出費は、もはや崖っぷちから飛び降りるような行動としか思えませんでした。
3.MYTHOS第一部の失敗
個人的にMYTHOS第一部は私はとても好きですし、いい作品だと思っています。正直、随所で感動して泣きました。(たぶん作者が一番感動するものです)
ですが率直に言うとMYTHOS第一部は失敗でした。
反響が全く足りませんでした。
とはいえ実際のところ、なすびあん作品の中では一番多くの感想を頂きました。厳しい意見もありましたが嬉しい意見もとても多かったです。(私が最後に見た感想メールは、私がずっと夢見ていたモノが詰まっていました。でも私がこの決断を下してからメールを見たというのはとても皮肉ですね。ノイルムさん、大学現役入学おめでとうございます。そしてあなたに勇気を上げたはずの私がこんなことで本当にごめんなさい)
反響が足りないというのは、高評価の数ではなく評価すべての数です。
好きの反対は嫌いではなく無視である、という言うように私の作品は多くの人に無視されてしまいました。世間への恨み言ではなく、MYTHOSという作品のレベルが決まったと受け止めています。
MYTHOSは商業的に成功するために必要であろう数の人を振り向かせられませんでした。
シリーズ物である宿命として、物語が進むにつれて反響はより少なくなっていくでしょう。
MYTHOSは賭けでした。
ノベルゲーム業界の現状を考えた時、短編や中編を出し続けて成功するヴィジョンがありませんでした。
無謀な大長編を作って話題にしてもらうしか方法がないように思ったのです。
ですが賭けには負けました。
私のあらゆる能力が足りませんでした。
いいゲームを作る能力も、ゲームを素早く仕上げる能力も、資金を調達する能力も。
風呂敷を広げて耐えきれなくなったのは私でした。
4.活動の先に待つ未来の暗さ
MYTHOSという作品が完成した先にあるのはなんだろう。
そう考えると私には真っ暗な未来しか見えませんでした。
何もかも犠牲にして生活に困窮した無職の自分。
真っ暗な部屋でパソコンのモニタだけが明るく輝いていて、レビューサイト「夢現」が表示されている。
大長編を完結したという事で労いの高評価レビューが祭り状態で並び、時々冷静なプレイヤーによる☆3や手厳しいプレイヤーの一言コメントと☆1評価がつく。
この規模のゲームを完結させれば、この業界ではちょっとした有名人にもなるでしょう。きっと私にとって最高の瞬間です。
でもその瞬間も半年後には過去となり、次に我に返った時には定職にも就いた事のない30代中盤の無職の男だけが残るでしょう。
とはいえ、そんな未来なら私は続けたかもしれません。一発逆転の可能性がありますから。
現実的にはもっとシビアでした。
最悪、このまま続ければ私は親を手助けする事なく破滅させ、連鎖的にゲーム制作もできなくなり、MYTHOSを完結させる事なく自分の命を絶つという未来しか見えませんでした。
活動の先に待っているのは破滅だけのように感じていました。
5.精神面
成功に燃えていた第一部制作時に比べて、第二部制作時はほとんどが絶望の中にいました。
もはや成功できる望みもなく、自殺するつもりがあったわけではないにしろ死にたいとずっと思っていました。
作業しながら「疲れたー」ぐらいのノリで「死にたい」とよく呟いていました。(自殺しようと思っていたわけではありませんし、試みた事もありません。とはいえ一応、苦しまずに自殺する方法はいくつか知ってます)
去年の1月だったか2月だったか、まったく感情がなくなった時期もありました。たぶん文字にしても伝わらないと思いますが、悲しみも喜びも本当に消え失せて何も感じなくなったのです。一瞬悟りでも開いたのかと思ったのですが、むしろうつ病だろうと結論を出してしばらくゲーム制作を休みました。代わりに自由に遊んでいると感情も戻ってきました。
私はもはや義務感でゲーム制作をしていましたが、本能的な部分ではゲーム制作を続ける事に対する危機感が募っていたようです。どんどんとゲーム制作を続ける事が難しくなりました。
もはや自信もまったくなくなっていました。
たぶん自分の可能性を取り戻すためなのか、去年の夏ごろにゲーム制作を中断して富士見ファンタジアの新人賞に応募しました。
熱に浮かされたように2週間ぐらいで書きあげ送ったので期待してなかったのですが、その作品はどんどん選考を突破しました。
次第に私はその作品に一縷の望みをかけました。新人賞作家という箔がつけばMYTHOSでの一発逆転もあり得ます。それだけが唯一の道のように思いました。
作品は一次選考、二次選考を進んで編集部から電話がありました。三次選考まで進んだのです。
それからというもの私は祈るような気持ちで受賞を願いました。
そして私は落選しました。
それと同時に、すべてが終わったように感じました。
もはやMYTHOSを成功させる方法がわかりませんでした。
しばらくは惰性で制作を続けたものの、自分が完全に折れている事を認めて今までずっとついてきてくれた絵師の1YA氏にゲーム制作の中止を伝えました。
私は1YA氏に罵倒される覚悟ですが、彼は穏やかに受け入れてくれました。
1YA氏、今まで俺のわがままに付き合わせて本当に悪かった。こんな結果でごめん。
以上の理由から、もはやMYTHOSで成功する未来が見えず、私生活にも限界が来ており、なすびあんは活動を続ける事が不可能と青井えうは判断しました。
関係者の皆様、作品を心待ちにして応援してくれた皆様に合わせる顔などないのですが、うやむやのままにしておくのは余計に皆様にご迷惑をおかけするでしょうから、ここにご報告させて頂きます。
本当に申し訳ありません。
最後に、もはやクソ以下の価値すらない私の心情など諸々好き勝手に書き記しておきます。
本当に悔しい。俺の青春の中心はずっとノベルゲームだった。漫画やラノベも好きだったけど、金がないからフリーのノベルゲームばっかりやっていた。何度も感動して泣いたのを覚えてる。
ひとかた、去人たち、送電塔のミメイ、ハーバーランドでつかまえて、あの夏祭りで誰が死ぬ?、他にもいっぱいやったけどタイトルを覚えてない。でも本当に色んなゲームに触れて、フリーなのにあんなに素晴らしい物語に出会える事に感動した。俺の学生時代って別に青春の思い出なんて何にもないんだけど、いろんな物語に出会えたから普通の人よりたくさん思い出がある。(それこそ何個分もの人生が)
俺はゲーム制作は好きじゃなくてとにかく苦しい作業だったけど、昔の俺が感動したみたいに誰かを感動させられる物語を作れたらと思ってたんだ。
まあゲームを作り始めた理由は成功して金儲けするのが目的だし、俺なら絶対成功するっていう謎の自信があったからだけど、そんな甘ったれた理由じゃ自分の金を使い果たしながらゲーム制作なんて続けられるわけがない。
ゲーム制作は本当に夢がある仕事だった。
それは成功して金持ちになれるとか利己的なものじゃなくて、もしかしたら自分の作った作品が全世界の人を感動させて不幸な誰かを救えるかもしれないって夢だ。自分の作品で誰かを幸せにできるかもしれないんだ。しかもそれは誰か一人だけじゃなくて、もしかすると何万人、何億人かもしれない。もし地球上のあらゆる人々を俺の作品で幸せにできたら、なんて事を俺は考えてた。
ばかばかしいけど、可能性は0じゃない。実際日本の漫画やアニメは世界中で評価されてるんだから。そんな職業は他にないと思う。だから俺は別に自分のために金なんて使えなくても、そんな大きな夢を思えば本当にどうでもよかった。
もしかしたらMYTHOSはその可能性を秘めた作品だったかもしれないって今でも思う。第一部でコケちゃって、冷静になって考え直すと反省する部分はいっぱいある。
だけどこの作品の結末まで知ってる俺はこの作品が本当に世界で一番素晴らしいと思う。本当にこの作品のラストは感動する。大好きだ。頭の中にあるこの物語をうまく出力できれば、本当に世界で一番面白い物語だ。
だけど俺は歳を取ったみたいだ。
俺の世界一がみんなにとっても世界一になるだろうってもう信じられないし、もしかしたらほとんどの人からまた無視される作品になるかもしれないって気もする。成功できるかわからない。
お金がなくなったっていうのは言い訳で、もしかしたら俺はゲーム制作の地獄をまた味わいたくないだけなのかな。
……いや、もしお金が何千万円もあったら俺はやっぱり全力でMYTHOSを作ってると思う。俺はゲーム制作って嫌いで、シナリオ書いてる時も何回か気が狂いそうになったりしてるんだけど、それでも作品を形にして世に出したいって気持ちの方が強い。俺にしか作れない作品を作りたい。今じゃもうそんな言葉は虚しいだけだけど。
最後にMYTHOSのラストから、主人公黒田秋一の言葉を抜粋してなすびあんの活動を終わらせようと思う。
もはや誰も知る事のないネタバレですが、彼は俺とは違って絶望の中を最後まで戦い抜きました。
俺とは比べ物にならないぐらいの地獄の中で、仲間に責められながら何の希望もない世界で、たった一人孤独に自分の想いを貫くために。
ボロボロになって傷つきながら、多くの人々に怒声を浴びてツバを吐きかけながら、それでも彼は進み続けて彼女を救おうとしました。
彼は神に叫びました。自分が望んでもない言葉を。
激情が渦巻き、途方もない怒りの中で、手の中で冷たくなった彼女のために、彼女のための言葉を。
「この世界を創ってくれて
沙織と会わせてくれて、――――ありがとう」
※この記事に対する皆様の反応をたぶん私は見れないと思います。罵声にしろ暖かい言葉にしろ私には恐怖の対象なので、見るにしてもかなり時間を置くと思います。返信もきっとしないでしょう。
それから無いと思いますが、この記事を見てお金を振り込んだりしないでください。数百万円あろうと活動は再開できないので、無駄なお金になってしまいます。
逆に今まで送ったお金を返せ、というのもご勘弁下さい。お金ありません。
関係者の皆様にはまた後日改めてご連絡をいたします。
今年の1月から放置し続けてきましたが、そろそろ更新したいと思います。
申し訳ありませんが、なすびあんは活動を停止しました。
応援して頂いた皆様、ご協力いただいていた皆様には本当に申し訳ありません。
私としてもこんな終わり方だけはしないようにしようと考えておりましたが、不本意ながらそうなってしまいました。
逆説的ですがそれを認めたくないためになすびあんから遠ざかっていました。
ここに来ればなすびあんが終わった事を認めざるを得ないからです。
ですが、もはや活動を再開できる兆しもないためにケジメをつけなければいけないように思います。
曲がりなりにも一生懸命やってきたつもりの活動をフェードアウトして終わらすのはこの活動のすべてを台無しにしてしまう気がしたので。
なのでつらつらと活動を停止する言い訳を並べていこうと思います。
1.金銭的事情
まず活動を停止する理由ですが、その大部分が金銭事情によります。
私自身がゲームを制作するためにフリーターとニートを繰り返しており、ゲームを作るギリギリのお金だけを稼いで生活しておりました。
下積みのつもりシナリオのバイトなどをやっていた期間も含め、20歳からおよそ8年間は私の履歴書は白紙になります。今年で29歳になります。もはやまともな定職に就く事はできないでしょう。
当然ながらなすびあんの活動は黒字になる事はなく常に大幅な赤字でした。8年間で稼いだお金はすべてゲーム制作に注ぎ込んでいたので、大きな買い物はした事がありませんでした。服などもすべて古着で済ませていました。(近くに一着数百円~3000円ぐらいまででダウンジャケットまで買える良い古着屋がありました。もう潰れてしまいましたが)
例外としてノートパソコンだけは5万円以上出して8年間で2、3度買った記憶があります。またadobeのイラストレーターを数万円で買ったり、比較的最近始まったadobeソフト使い放題の月額会員に入ったりしました。これらはゲーム制作をするために必要でした。
とはいえ生活にはさほど不満はありませんでした。時々は同年代の他の人間が普通にしている事を自分ができない寂しさはありました。
しかし私は元々あまり物欲がない方ですし、実家で生活費もかからず(親に毎月生活費を渡していましたが、一人で暮らすより全然安く済む程度です)、何よりゲームを作って成り上がろうと燃え続けていました。
だったらなぜ金銭的理由でゲーム制作をやめるのか、と思うかもしれません。
それはタイムリミットのようなものでした。
私の親は自営業です。そして一般的な基準ではとっくに退職しているような年齢です。
高齢のためかここ2年ほどはほとんど仕事がないようで(依頼を請け負う形の仕事です)、1か月間で1度も仕事が入らない月も出てきました。つまりその月は収入0です。
しかも親は年金を払っていなかったようです。他人の事なら自業自得だと言ってられますが、家族となるとそうも言ってられません。
おまけに親は数年前にとある詐欺に遭って貯金をほぼすべて吹き飛ばしています。これも他人の事なら自業自得だt(ry
8年間、私は努力し続けていたつもりでしたが世間的には何もしてないのと同義でした。(ごくまれに本当にサボッている時期もありましたが、大部分は努力していたつもりです)
私はゲーム制作でプラスになるほどの収入を稼ぐ事はできませんでした。
私はこの活動に人生を賭けてきたつもりですが、世間からはお金にならないこの活動は何と呼ばれるでしょうか?
「趣味」です。
家族の金銭事情が悪化していく中、私は「趣味」にお金を注ぎ込んでいました。
2.労力的事情
ゲーム制作を働きながらするという選択肢もあるように思いました。
ですがこのブログを見ている中でゲーム制作をしている方はどのぐらい居るでしょう? 実は結構いるのではないのでしょうか? だとしたらゲーム制作における労力がわかると思います。
結論から言うと、働きながらMYTHOSを完成させるのは不可能でした。
ゲーム制作にかかる労力はあまりに大きすぎて働きながらでは絶対に無理です。仮に週5日労働でも始めようものならMYTHOS第二部完成は10年後になるでしょう。実際、10年もかかるプロジェクトでは協力してくれる人はかなり少なくなるでしょうし、プレイヤーも待ってはくれないでしょう。MYTHOSが完結するのはたぶん20年後です。
こんな事を言うと「働きながらゲームを作ってる人はいる」という反論が聞こえてきそうです。
実際その通りです。働きながらゲームを作ってる人はいます。ついでに言うなら、月に3日働くだけで月収300万円稼ぐ人もいます。この両者の共通点は、大部分の人にはかなり難しいという事です。
特に私は働きながらゲーム制作を続ける能力がありませんでした。バイトを始めるとゲーム制作に集中できないのです。週3ですら無理でした。逆に一つの事に絞るとずっとできます。第一部製作時、仕事を辞めてニートになると半年間休みなくゲーム制作ができました。というか、休まずにやらざるを得ない状況でした。シナリオと簡単なスクリプトしかできない自分では足りないものを、外部の人達にお願いして制作からマネジメントに移行する段階です。
現在MYTHOS第二部はその段階に入っていますが、第一部のあの半年間がトラウマになっているのか踏み出せませんでした。
しかしゲーム制作を放棄するのは途方もない労力が必要である事が理由ではありません。ゲーム制作にかかるマネジメント作業が嫌だから逃げ出すわけではありません。ゲーム制作のどこかの段階が嫌だから逃げ出すほど生ぬるい覚悟でやってきたわけではないつもりです。
ただこの段階が自分を破滅に追い込むと確信したのです。
これから半年続く無収入期間と、制作にかかる百万円前後の出費は、もはや崖っぷちから飛び降りるような行動としか思えませんでした。
3.MYTHOS第一部の失敗
個人的にMYTHOS第一部は私はとても好きですし、いい作品だと思っています。正直、随所で感動して泣きました。(たぶん作者が一番感動するものです)
ですが率直に言うとMYTHOS第一部は失敗でした。
反響が全く足りませんでした。
とはいえ実際のところ、なすびあん作品の中では一番多くの感想を頂きました。厳しい意見もありましたが嬉しい意見もとても多かったです。(私が最後に見た感想メールは、私がずっと夢見ていたモノが詰まっていました。でも私がこの決断を下してからメールを見たというのはとても皮肉ですね。ノイルムさん、大学現役入学おめでとうございます。そしてあなたに勇気を上げたはずの私がこんなことで本当にごめんなさい)
反響が足りないというのは、高評価の数ではなく評価すべての数です。
好きの反対は嫌いではなく無視である、という言うように私の作品は多くの人に無視されてしまいました。世間への恨み言ではなく、MYTHOSという作品のレベルが決まったと受け止めています。
MYTHOSは商業的に成功するために必要であろう数の人を振り向かせられませんでした。
シリーズ物である宿命として、物語が進むにつれて反響はより少なくなっていくでしょう。
MYTHOSは賭けでした。
ノベルゲーム業界の現状を考えた時、短編や中編を出し続けて成功するヴィジョンがありませんでした。
無謀な大長編を作って話題にしてもらうしか方法がないように思ったのです。
ですが賭けには負けました。
私のあらゆる能力が足りませんでした。
いいゲームを作る能力も、ゲームを素早く仕上げる能力も、資金を調達する能力も。
風呂敷を広げて耐えきれなくなったのは私でした。
4.活動の先に待つ未来の暗さ
MYTHOSという作品が完成した先にあるのはなんだろう。
そう考えると私には真っ暗な未来しか見えませんでした。
何もかも犠牲にして生活に困窮した無職の自分。
真っ暗な部屋でパソコンのモニタだけが明るく輝いていて、レビューサイト「夢現」が表示されている。
大長編を完結したという事で労いの高評価レビューが祭り状態で並び、時々冷静なプレイヤーによる☆3や手厳しいプレイヤーの一言コメントと☆1評価がつく。
この規模のゲームを完結させれば、この業界ではちょっとした有名人にもなるでしょう。きっと私にとって最高の瞬間です。
でもその瞬間も半年後には過去となり、次に我に返った時には定職にも就いた事のない30代中盤の無職の男だけが残るでしょう。
とはいえ、そんな未来なら私は続けたかもしれません。一発逆転の可能性がありますから。
現実的にはもっとシビアでした。
最悪、このまま続ければ私は親を手助けする事なく破滅させ、連鎖的にゲーム制作もできなくなり、MYTHOSを完結させる事なく自分の命を絶つという未来しか見えませんでした。
活動の先に待っているのは破滅だけのように感じていました。
5.精神面
成功に燃えていた第一部制作時に比べて、第二部制作時はほとんどが絶望の中にいました。
もはや成功できる望みもなく、自殺するつもりがあったわけではないにしろ死にたいとずっと思っていました。
作業しながら「疲れたー」ぐらいのノリで「死にたい」とよく呟いていました。(自殺しようと思っていたわけではありませんし、試みた事もありません。とはいえ一応、苦しまずに自殺する方法はいくつか知ってます)
去年の1月だったか2月だったか、まったく感情がなくなった時期もありました。たぶん文字にしても伝わらないと思いますが、悲しみも喜びも本当に消え失せて何も感じなくなったのです。一瞬悟りでも開いたのかと思ったのですが、むしろうつ病だろうと結論を出してしばらくゲーム制作を休みました。代わりに自由に遊んでいると感情も戻ってきました。
私はもはや義務感でゲーム制作をしていましたが、本能的な部分ではゲーム制作を続ける事に対する危機感が募っていたようです。どんどんとゲーム制作を続ける事が難しくなりました。
もはや自信もまったくなくなっていました。
たぶん自分の可能性を取り戻すためなのか、去年の夏ごろにゲーム制作を中断して富士見ファンタジアの新人賞に応募しました。
熱に浮かされたように2週間ぐらいで書きあげ送ったので期待してなかったのですが、その作品はどんどん選考を突破しました。
次第に私はその作品に一縷の望みをかけました。新人賞作家という箔がつけばMYTHOSでの一発逆転もあり得ます。それだけが唯一の道のように思いました。
作品は一次選考、二次選考を進んで編集部から電話がありました。三次選考まで進んだのです。
それからというもの私は祈るような気持ちで受賞を願いました。
そして私は落選しました。
それと同時に、すべてが終わったように感じました。
もはやMYTHOSを成功させる方法がわかりませんでした。
しばらくは惰性で制作を続けたものの、自分が完全に折れている事を認めて今までずっとついてきてくれた絵師の1YA氏にゲーム制作の中止を伝えました。
私は1YA氏に罵倒される覚悟ですが、彼は穏やかに受け入れてくれました。
1YA氏、今まで俺のわがままに付き合わせて本当に悪かった。こんな結果でごめん。
以上の理由から、もはやMYTHOSで成功する未来が見えず、私生活にも限界が来ており、なすびあんは活動を続ける事が不可能と青井えうは判断しました。
関係者の皆様、作品を心待ちにして応援してくれた皆様に合わせる顔などないのですが、うやむやのままにしておくのは余計に皆様にご迷惑をおかけするでしょうから、ここにご報告させて頂きます。
本当に申し訳ありません。
最後に、もはやクソ以下の価値すらない私の心情など諸々好き勝手に書き記しておきます。
本当に悔しい。俺の青春の中心はずっとノベルゲームだった。漫画やラノベも好きだったけど、金がないからフリーのノベルゲームばっかりやっていた。何度も感動して泣いたのを覚えてる。
ひとかた、去人たち、送電塔のミメイ、ハーバーランドでつかまえて、あの夏祭りで誰が死ぬ?、他にもいっぱいやったけどタイトルを覚えてない。でも本当に色んなゲームに触れて、フリーなのにあんなに素晴らしい物語に出会える事に感動した。俺の学生時代って別に青春の思い出なんて何にもないんだけど、いろんな物語に出会えたから普通の人よりたくさん思い出がある。(それこそ何個分もの人生が)
俺はゲーム制作は好きじゃなくてとにかく苦しい作業だったけど、昔の俺が感動したみたいに誰かを感動させられる物語を作れたらと思ってたんだ。
まあゲームを作り始めた理由は成功して金儲けするのが目的だし、俺なら絶対成功するっていう謎の自信があったからだけど、そんな甘ったれた理由じゃ自分の金を使い果たしながらゲーム制作なんて続けられるわけがない。
ゲーム制作は本当に夢がある仕事だった。
それは成功して金持ちになれるとか利己的なものじゃなくて、もしかしたら自分の作った作品が全世界の人を感動させて不幸な誰かを救えるかもしれないって夢だ。自分の作品で誰かを幸せにできるかもしれないんだ。しかもそれは誰か一人だけじゃなくて、もしかすると何万人、何億人かもしれない。もし地球上のあらゆる人々を俺の作品で幸せにできたら、なんて事を俺は考えてた。
ばかばかしいけど、可能性は0じゃない。実際日本の漫画やアニメは世界中で評価されてるんだから。そんな職業は他にないと思う。だから俺は別に自分のために金なんて使えなくても、そんな大きな夢を思えば本当にどうでもよかった。
もしかしたらMYTHOSはその可能性を秘めた作品だったかもしれないって今でも思う。第一部でコケちゃって、冷静になって考え直すと反省する部分はいっぱいある。
だけどこの作品の結末まで知ってる俺はこの作品が本当に世界で一番素晴らしいと思う。本当にこの作品のラストは感動する。大好きだ。頭の中にあるこの物語をうまく出力できれば、本当に世界で一番面白い物語だ。
だけど俺は歳を取ったみたいだ。
俺の世界一がみんなにとっても世界一になるだろうってもう信じられないし、もしかしたらほとんどの人からまた無視される作品になるかもしれないって気もする。成功できるかわからない。
お金がなくなったっていうのは言い訳で、もしかしたら俺はゲーム制作の地獄をまた味わいたくないだけなのかな。
……いや、もしお金が何千万円もあったら俺はやっぱり全力でMYTHOSを作ってると思う。俺はゲーム制作って嫌いで、シナリオ書いてる時も何回か気が狂いそうになったりしてるんだけど、それでも作品を形にして世に出したいって気持ちの方が強い。俺にしか作れない作品を作りたい。今じゃもうそんな言葉は虚しいだけだけど。
最後にMYTHOSのラストから、主人公黒田秋一の言葉を抜粋してなすびあんの活動を終わらせようと思う。
もはや誰も知る事のないネタバレですが、彼は俺とは違って絶望の中を最後まで戦い抜きました。
俺とは比べ物にならないぐらいの地獄の中で、仲間に責められながら何の希望もない世界で、たった一人孤独に自分の想いを貫くために。
ボロボロになって傷つきながら、多くの人々に怒声を浴びてツバを吐きかけながら、それでも彼は進み続けて彼女を救おうとしました。
彼は神に叫びました。自分が望んでもない言葉を。
激情が渦巻き、途方もない怒りの中で、手の中で冷たくなった彼女のために、彼女のための言葉を。
「この世界を創ってくれて
沙織と会わせてくれて、――――ありがとう」
※この記事に対する皆様の反応をたぶん私は見れないと思います。罵声にしろ暖かい言葉にしろ私には恐怖の対象なので、見るにしてもかなり時間を置くと思います。返信もきっとしないでしょう。
それから無いと思いますが、この記事を見てお金を振り込んだりしないでください。数百万円あろうと活動は再開できないので、無駄なお金になってしまいます。
逆に今まで送ったお金を返せ、というのもご勘弁下さい。お金ありません。
関係者の皆様にはまた後日改めてご連絡をいたします。
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年末ですね。みなさん、今年1年はいかがでしたか?
私は歯がゆい一年でした(^ω^)ハハッ
特に9月に副業(資金稼ぎ)を始めてからというもの、本気でゲーム制作の時間が取れていません。
そんな自分に殺意の波動に目覚めているところです。
11月は頑張って時間を取ろうと思っていましたが、フタを開けてみればヒドイ有様でした。
そこで怒髪天となった私は、今月からゲーム制作優先で一日のスケジュールを決定しました。
一日を二つの時間帯に分け、ゲーム制作の部、そして副業の部という二部構成で強制的にゲーム制作を進める事ができるというスケジュールです。
ははは、何が資金稼ぎだ! 私は金の奴隷にはならんぞ! フヒヒーッ!
というわけでまだ始まって三日目ですが、今のところ機能しております。
なんにせよ私としてはもうこれ以上遅れるわけにはいけません。
もはや焦りしかありません。
副業をしている時などはもうFワードを連発しまくりながら作業しています。
心が荒みに荒んでいます。早く完成させねば。
早く早く早く、一刻も早く……ぐっ、頭の中で急かす声が聞こえる……!!(心の病)
なんかいろんな方面の人にほんと申し訳ありません。
もう少し待ってね(*^^)v
あぁ、休みたい……遊びに行きたい……_(_^_)_ブヒヒーン!
私は歯がゆい一年でした(^ω^)ハハッ
特に9月に副業(資金稼ぎ)を始めてからというもの、本気でゲーム制作の時間が取れていません。
そんな自分に殺意の波動に目覚めているところです。
11月は頑張って時間を取ろうと思っていましたが、フタを開けてみればヒドイ有様でした。
そこで怒髪天となった私は、今月からゲーム制作優先で一日のスケジュールを決定しました。
一日を二つの時間帯に分け、ゲーム制作の部、そして副業の部という二部構成で強制的にゲーム制作を進める事ができるというスケジュールです。
ははは、何が資金稼ぎだ! 私は金の奴隷にはならんぞ! フヒヒーッ!
というわけでまだ始まって三日目ですが、今のところ機能しております。
なんにせよ私としてはもうこれ以上遅れるわけにはいけません。
もはや焦りしかありません。
副業をしている時などはもうFワードを連発しまくりながら作業しています。
心が荒みに荒んでいます。早く完成させねば。
早く早く早く、一刻も早く……ぐっ、頭の中で急かす声が聞こえる……!!(心の病)
なんかいろんな方面の人にほんと申し訳ありません。
もう少し待ってね(*^^)v
あぁ、休みたい……遊びに行きたい……_(_^_)_ブヒヒーン!
生きてます!(白目)
しかし生存報告をしながら思ったのですが、よくよく考えたらゲームクリエイターが生きてるかどうかなんてどうでも良いですよね。
プレイヤーさんにとって重要なのはちゃんとゲームの製作が続いてて、ゲームが完成する予定はあるのかと。
私の生死なんてどうでもいいからゲームを早く出せと。
プレイヤーさんとのそういう殺伐とした関係も悪くないなあとシミジミ思いました。まる。
そしてそして、その肝心の進捗ですが……申し訳ございません。めちゃくちゃ遅々とした歩みです……。
しかし、しかしですね。
9月から始めた資金稼ぎもようやく落ち着いてきて、ゲーム制作に割ける時間は少しずつ多くなってきました!
この資金稼ぎは別に繁盛期とかないので急に忙しくなったりもしないはずなんです。たぶん。
なのでこれからペースが少しずつ戻ってくるのではないかなと個人的に思っています。
そんなこんなでなかなか計画通りにはいきませんが、いつか完成するだろうぐらいの気持ちでお待ち頂ければ幸いです……幸いというか、すみません、そんな感じでお願いします……。
その代わりといってはなんですが、なかなか作品は面白いような気がしなくもないです!おそらく面白いのでは!なかなかよろしいのではないでしょうか!?
うーん、いや、でもなあ……どうなんでしょうねえ……(躁鬱)
なにしろまだゲームの形になってないので、今は面白い気がしても気のせいかもしれません。
あとは演出の頑張り次第みたいなとこもありますけど(主に私です)
というわけで、そういうわけです!
どうぞ11月もよろしくお願いします!
がむばりまし!
しかし生存報告をしながら思ったのですが、よくよく考えたらゲームクリエイターが生きてるかどうかなんてどうでも良いですよね。
プレイヤーさんにとって重要なのはちゃんとゲームの製作が続いてて、ゲームが完成する予定はあるのかと。
私の生死なんてどうでもいいからゲームを早く出せと。
プレイヤーさんとのそういう殺伐とした関係も悪くないなあとシミジミ思いました。まる。
そしてそして、その肝心の進捗ですが……申し訳ございません。めちゃくちゃ遅々とした歩みです……。
しかし、しかしですね。
9月から始めた資金稼ぎもようやく落ち着いてきて、ゲーム制作に割ける時間は少しずつ多くなってきました!
この資金稼ぎは別に繁盛期とかないので急に忙しくなったりもしないはずなんです。たぶん。
なのでこれからペースが少しずつ戻ってくるのではないかなと個人的に思っています。
そんなこんなでなかなか計画通りにはいきませんが、いつか完成するだろうぐらいの気持ちでお待ち頂ければ幸いです……幸いというか、すみません、そんな感じでお願いします……。
その代わりといってはなんですが、なかなか作品は面白いような気がしなくもないです!おそらく面白いのでは!なかなかよろしいのではないでしょうか!?
うーん、いや、でもなあ……どうなんでしょうねえ……(躁鬱)
なにしろまだゲームの形になってないので、今は面白い気がしても気のせいかもしれません。
あとは演出の頑張り次第みたいなとこもありますけど(主に私です)
というわけで、そういうわけです!
どうぞ11月もよろしくお願いします!
がむばりまし!
人生って素晴らしい!(白目)
青井えうです!(白目)
先月はちょっと働き始めたりでバタバタしておりましたが、今月は可能な限り働かないことを目標にしてます。
はは、働かないと金が入ってこない? そんなものクソくらえ! 俺はそんなもののために――!(メールをポチッ
CIL大尉より3000発の援護射撃を頂きました。
本当にありがとうございます(這いつくばり
まあ本当は9月21日に頂いていたのですが、色々とメールのやり取りのため(そして私がお金を稼ぐため家畜のような生活をしていたせいで)サイト掲載が遅くなりました。申し訳ありません。
本当にこうやって応援していただけるという一事を見ても、やらねばならんと奮起してます。家畜化してる場合じゃない。本気で働いたら負けかなと思っている。
あの名言の人、噂によると結局働いているらしいですね。友達から聞いた話なので真偽は定かではないですが……負けちゃったのか……。
まあでも、資金稼ぎを言い訳にしてるんじゃないかなっていうのは最近よく自問します。
実際のところゲーム製作より今やってる仕事の方がすごい楽なんですよね。作業的に。
だから資金稼ぎという理由にかこつけて私はゲーム製作から逃げてるんじゃないだろうな、と。
そこはしっかり自分に問いかけていかないとダメだと自分でも思ってます。
でないとたぶんズルズルそっちばっかりやっちゃう気がしますので。
そちらの仕事は朝8時ぐらいに起きて深夜12時ぐらいまで毎日13、4時間ずーっとやっててもほとんど疲れません。
ゲーム製作の方が3倍はしんどいです。
9月とかたぶん1日も休まずそんなペースでやってたと思うんですが(いや、1日だけ友達の引越しの手伝いをした記憶はありますが)、身体は全然余裕なんですよね。
たぶんこの辺の耐久力は、ゲーム製作をしていたおかげかなあと思います。
MYTHOS第一部を製作した時もスクリプトは半年間ずーっとそんな感じでやってましたからね。
その要因を考えるに、私のやってる資金稼ぎは結局のところ1つ1つは百点満点の作業でしかないんんですよ。
「こうしてこうする」っていう型が決まっていて、そこにどれだけ近づけられるかという勝負です。工夫するところといえば作業の効率化だったりぐらいです。
でも、ゲーム製作は1つ1つの要素を120点、150点、200点と際限なく上を目指さなければならないんですね。
シナリオ、イラスト、音楽、システム、演出……あらゆる要素ですべて、自分の限界以上のクオリティを常に狙わなければなりません。
当然、悩みますし、気を抜ける瞬間がないのでしんどいです。
まあ人間なのでどうしても気を抜いてしまうのですが、そういう部分は後で絶対に修正を入れないとクオリティが落ちてることがほとんどです。
しかも巷には1000点とか2000点のクオリティのクリエイターさん達がいっぱいいるわけです。
自分で精一杯やって限界まで頑張ったところで、他の作品に比べると「……お、おう」ってクオリティになってることは普通にあります。
実際、第一部も自分なりにすごく頑張った作品だったんですが、やっぱり悔しい思いはたくさんしました。
マネタイズできるほどの評価も得られてませんね。
でもそれは結局、全部自分の力不足でしかありません。しかも圧倒的な力不足です。
もっともっと私が自分のカラをぶち破らないとこのプロジェクトは成功しないでしょう。
そう考えると、100点満点がある仕事は凄い楽に感じてしまいます。(とはいえノルマや人間関係なんかが加わるとかなりしんどいと思いますが……楽な仕事なんてありませんよね)
まあ上記のような理由から、ついつい楽な他の仕事に逃げてしまっている……のではないか、と自分を戒めているところです。
まあ実際にお金は稼がないといけないのでやる事が間違いではないのですが、そればっかりになってはいけないな、と。
働いたら負けだな、と。
このプロジェクトに期待して下さってる方々のためにも、自分の意地のためにも、寝てても儲かるシステムを作ってMYTHOSに専念します!(`・ω・´)
青井えうです!(白目)
先月はちょっと働き始めたりでバタバタしておりましたが、今月は可能な限り働かないことを目標にしてます。
はは、働かないと金が入ってこない? そんなものクソくらえ! 俺はそんなもののために――!(メールをポチッ
CIL大尉より3000発の援護射撃を頂きました。
本当にありがとうございます(這いつくばり
まあ本当は9月21日に頂いていたのですが、色々とメールのやり取りのため(そして私がお金を稼ぐため家畜のような生活をしていたせいで)サイト掲載が遅くなりました。申し訳ありません。
本当にこうやって応援していただけるという一事を見ても、やらねばならんと奮起してます。家畜化してる場合じゃない。本気で働いたら負けかなと思っている。
あの名言の人、噂によると結局働いているらしいですね。友達から聞いた話なので真偽は定かではないですが……負けちゃったのか……。
まあでも、資金稼ぎを言い訳にしてるんじゃないかなっていうのは最近よく自問します。
実際のところゲーム製作より今やってる仕事の方がすごい楽なんですよね。作業的に。
だから資金稼ぎという理由にかこつけて私はゲーム製作から逃げてるんじゃないだろうな、と。
そこはしっかり自分に問いかけていかないとダメだと自分でも思ってます。
でないとたぶんズルズルそっちばっかりやっちゃう気がしますので。
そちらの仕事は朝8時ぐらいに起きて深夜12時ぐらいまで毎日13、4時間ずーっとやっててもほとんど疲れません。
ゲーム製作の方が3倍はしんどいです。
9月とかたぶん1日も休まずそんなペースでやってたと思うんですが(いや、1日だけ友達の引越しの手伝いをした記憶はありますが)、身体は全然余裕なんですよね。
たぶんこの辺の耐久力は、ゲーム製作をしていたおかげかなあと思います。
MYTHOS第一部を製作した時もスクリプトは半年間ずーっとそんな感じでやってましたからね。
その要因を考えるに、私のやってる資金稼ぎは結局のところ1つ1つは百点満点の作業でしかないんんですよ。
「こうしてこうする」っていう型が決まっていて、そこにどれだけ近づけられるかという勝負です。工夫するところといえば作業の効率化だったりぐらいです。
でも、ゲーム製作は1つ1つの要素を120点、150点、200点と際限なく上を目指さなければならないんですね。
シナリオ、イラスト、音楽、システム、演出……あらゆる要素ですべて、自分の限界以上のクオリティを常に狙わなければなりません。
当然、悩みますし、気を抜ける瞬間がないのでしんどいです。
まあ人間なのでどうしても気を抜いてしまうのですが、そういう部分は後で絶対に修正を入れないとクオリティが落ちてることがほとんどです。
しかも巷には1000点とか2000点のクオリティのクリエイターさん達がいっぱいいるわけです。
自分で精一杯やって限界まで頑張ったところで、他の作品に比べると「……お、おう」ってクオリティになってることは普通にあります。
実際、第一部も自分なりにすごく頑張った作品だったんですが、やっぱり悔しい思いはたくさんしました。
マネタイズできるほどの評価も得られてませんね。
でもそれは結局、全部自分の力不足でしかありません。しかも圧倒的な力不足です。
もっともっと私が自分のカラをぶち破らないとこのプロジェクトは成功しないでしょう。
そう考えると、100点満点がある仕事は凄い楽に感じてしまいます。(とはいえノルマや人間関係なんかが加わるとかなりしんどいと思いますが……楽な仕事なんてありませんよね)
まあ上記のような理由から、ついつい楽な他の仕事に逃げてしまっている……のではないか、と自分を戒めているところです。
まあ実際にお金は稼がないといけないのでやる事が間違いではないのですが、そればっかりになってはいけないな、と。
働いたら負けだな、と。
このプロジェクトに期待して下さってる方々のためにも、自分の意地のためにも、寝てても儲かるシステムを作ってMYTHOSに専念します!(`・ω・´)