同人ゲームサークル『なすびあん』の弐型式ブログ。
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なすびあんは終わりました(青井えう)
これがなすびあんとして書く最後のブログになります。
今年の1月から放置し続けてきましたが、そろそろ更新したいと思います。
申し訳ありませんが、なすびあんは活動を停止しました。
応援して頂いた皆様、ご協力いただいていた皆様には本当に申し訳ありません。
私としてもこんな終わり方だけはしないようにしようと考えておりましたが、不本意ながらそうなってしまいました。
逆説的ですがそれを認めたくないためになすびあんから遠ざかっていました。
ここに来ればなすびあんが終わった事を認めざるを得ないからです。
ですが、もはや活動を再開できる兆しもないためにケジメをつけなければいけないように思います。
曲がりなりにも一生懸命やってきたつもりの活動をフェードアウトして終わらすのはこの活動のすべてを台無しにしてしまう気がしたので。
なのでつらつらと活動を停止する言い訳を並べていこうと思います。
1.金銭的事情
まず活動を停止する理由ですが、その大部分が金銭事情によります。
私自身がゲームを制作するためにフリーターとニートを繰り返しており、ゲームを作るギリギリのお金だけを稼いで生活しておりました。
下積みのつもりシナリオのバイトなどをやっていた期間も含め、20歳からおよそ8年間は私の履歴書は白紙になります。今年で29歳になります。もはやまともな定職に就く事はできないでしょう。
当然ながらなすびあんの活動は黒字になる事はなく常に大幅な赤字でした。8年間で稼いだお金はすべてゲーム制作に注ぎ込んでいたので、大きな買い物はした事がありませんでした。服などもすべて古着で済ませていました。(近くに一着数百円~3000円ぐらいまででダウンジャケットまで買える良い古着屋がありました。もう潰れてしまいましたが)
例外としてノートパソコンだけは5万円以上出して8年間で2、3度買った記憶があります。またadobeのイラストレーターを数万円で買ったり、比較的最近始まったadobeソフト使い放題の月額会員に入ったりしました。これらはゲーム制作をするために必要でした。
とはいえ生活にはさほど不満はありませんでした。時々は同年代の他の人間が普通にしている事を自分ができない寂しさはありました。
しかし私は元々あまり物欲がない方ですし、実家で生活費もかからず(親に毎月生活費を渡していましたが、一人で暮らすより全然安く済む程度です)、何よりゲームを作って成り上がろうと燃え続けていました。
だったらなぜ金銭的理由でゲーム制作をやめるのか、と思うかもしれません。
それはタイムリミットのようなものでした。
私の親は自営業です。そして一般的な基準ではとっくに退職しているような年齢です。
高齢のためかここ2年ほどはほとんど仕事がないようで(依頼を請け負う形の仕事です)、1か月間で1度も仕事が入らない月も出てきました。つまりその月は収入0です。
しかも親は年金を払っていなかったようです。他人の事なら自業自得だと言ってられますが、家族となるとそうも言ってられません。
おまけに親は数年前にとある詐欺に遭って貯金をほぼすべて吹き飛ばしています。これも他人の事なら自業自得だt(ry
8年間、私は努力し続けていたつもりでしたが世間的には何もしてないのと同義でした。(ごくまれに本当にサボッている時期もありましたが、大部分は努力していたつもりです)
私はゲーム制作でプラスになるほどの収入を稼ぐ事はできませんでした。
私はこの活動に人生を賭けてきたつもりですが、世間からはお金にならないこの活動は何と呼ばれるでしょうか?
「趣味」です。
家族の金銭事情が悪化していく中、私は「趣味」にお金を注ぎ込んでいました。
2.労力的事情
ゲーム制作を働きながらするという選択肢もあるように思いました。
ですがこのブログを見ている中でゲーム制作をしている方はどのぐらい居るでしょう? 実は結構いるのではないのでしょうか? だとしたらゲーム制作における労力がわかると思います。
結論から言うと、働きながらMYTHOSを完成させるのは不可能でした。
ゲーム制作にかかる労力はあまりに大きすぎて働きながらでは絶対に無理です。仮に週5日労働でも始めようものならMYTHOS第二部完成は10年後になるでしょう。実際、10年もかかるプロジェクトでは協力してくれる人はかなり少なくなるでしょうし、プレイヤーも待ってはくれないでしょう。MYTHOSが完結するのはたぶん20年後です。
こんな事を言うと「働きながらゲームを作ってる人はいる」という反論が聞こえてきそうです。
実際その通りです。働きながらゲームを作ってる人はいます。ついでに言うなら、月に3日働くだけで月収300万円稼ぐ人もいます。この両者の共通点は、大部分の人にはかなり難しいという事です。
特に私は働きながらゲーム制作を続ける能力がありませんでした。バイトを始めるとゲーム制作に集中できないのです。週3ですら無理でした。逆に一つの事に絞るとずっとできます。第一部製作時、仕事を辞めてニートになると半年間休みなくゲーム制作ができました。というか、休まずにやらざるを得ない状況でした。シナリオと簡単なスクリプトしかできない自分では足りないものを、外部の人達にお願いして制作からマネジメントに移行する段階です。
現在MYTHOS第二部はその段階に入っていますが、第一部のあの半年間がトラウマになっているのか踏み出せませんでした。
しかしゲーム制作を放棄するのは途方もない労力が必要である事が理由ではありません。ゲーム制作にかかるマネジメント作業が嫌だから逃げ出すわけではありません。ゲーム制作のどこかの段階が嫌だから逃げ出すほど生ぬるい覚悟でやってきたわけではないつもりです。
ただこの段階が自分を破滅に追い込むと確信したのです。
これから半年続く無収入期間と、制作にかかる百万円前後の出費は、もはや崖っぷちから飛び降りるような行動としか思えませんでした。
3.MYTHOS第一部の失敗
個人的にMYTHOS第一部は私はとても好きですし、いい作品だと思っています。正直、随所で感動して泣きました。(たぶん作者が一番感動するものです)
ですが率直に言うとMYTHOS第一部は失敗でした。
反響が全く足りませんでした。
とはいえ実際のところ、なすびあん作品の中では一番多くの感想を頂きました。厳しい意見もありましたが嬉しい意見もとても多かったです。(私が最後に見た感想メールは、私がずっと夢見ていたモノが詰まっていました。でも私がこの決断を下してからメールを見たというのはとても皮肉ですね。ノイルムさん、大学現役入学おめでとうございます。そしてあなたに勇気を上げたはずの私がこんなことで本当にごめんなさい)
反響が足りないというのは、高評価の数ではなく評価すべての数です。
好きの反対は嫌いではなく無視である、という言うように私の作品は多くの人に無視されてしまいました。世間への恨み言ではなく、MYTHOSという作品のレベルが決まったと受け止めています。
MYTHOSは商業的に成功するために必要であろう数の人を振り向かせられませんでした。
シリーズ物である宿命として、物語が進むにつれて反響はより少なくなっていくでしょう。
MYTHOSは賭けでした。
ノベルゲーム業界の現状を考えた時、短編や中編を出し続けて成功するヴィジョンがありませんでした。
無謀な大長編を作って話題にしてもらうしか方法がないように思ったのです。
ですが賭けには負けました。
私のあらゆる能力が足りませんでした。
いいゲームを作る能力も、ゲームを素早く仕上げる能力も、資金を調達する能力も。
風呂敷を広げて耐えきれなくなったのは私でした。
4.活動の先に待つ未来の暗さ
MYTHOSという作品が完成した先にあるのはなんだろう。
そう考えると私には真っ暗な未来しか見えませんでした。
何もかも犠牲にして生活に困窮した無職の自分。
真っ暗な部屋でパソコンのモニタだけが明るく輝いていて、レビューサイト「夢現」が表示されている。
大長編を完結したという事で労いの高評価レビューが祭り状態で並び、時々冷静なプレイヤーによる☆3や手厳しいプレイヤーの一言コメントと☆1評価がつく。
この規模のゲームを完結させれば、この業界ではちょっとした有名人にもなるでしょう。きっと私にとって最高の瞬間です。
でもその瞬間も半年後には過去となり、次に我に返った時には定職にも就いた事のない30代中盤の無職の男だけが残るでしょう。
とはいえ、そんな未来なら私は続けたかもしれません。一発逆転の可能性がありますから。
現実的にはもっとシビアでした。
最悪、このまま続ければ私は親を手助けする事なく破滅させ、連鎖的にゲーム制作もできなくなり、MYTHOSを完結させる事なく自分の命を絶つという未来しか見えませんでした。
活動の先に待っているのは破滅だけのように感じていました。
5.精神面
成功に燃えていた第一部制作時に比べて、第二部制作時はほとんどが絶望の中にいました。
もはや成功できる望みもなく、自殺するつもりがあったわけではないにしろ死にたいとずっと思っていました。
作業しながら「疲れたー」ぐらいのノリで「死にたい」とよく呟いていました。(自殺しようと思っていたわけではありませんし、試みた事もありません。とはいえ一応、苦しまずに自殺する方法はいくつか知ってます)
去年の1月だったか2月だったか、まったく感情がなくなった時期もありました。たぶん文字にしても伝わらないと思いますが、悲しみも喜びも本当に消え失せて何も感じなくなったのです。一瞬悟りでも開いたのかと思ったのですが、むしろうつ病だろうと結論を出してしばらくゲーム制作を休みました。代わりに自由に遊んでいると感情も戻ってきました。
私はもはや義務感でゲーム制作をしていましたが、本能的な部分ではゲーム制作を続ける事に対する危機感が募っていたようです。どんどんとゲーム制作を続ける事が難しくなりました。
もはや自信もまったくなくなっていました。
たぶん自分の可能性を取り戻すためなのか、去年の夏ごろにゲーム制作を中断して富士見ファンタジアの新人賞に応募しました。
熱に浮かされたように2週間ぐらいで書きあげ送ったので期待してなかったのですが、その作品はどんどん選考を突破しました。
次第に私はその作品に一縷の望みをかけました。新人賞作家という箔がつけばMYTHOSでの一発逆転もあり得ます。それだけが唯一の道のように思いました。
作品は一次選考、二次選考を進んで編集部から電話がありました。三次選考まで進んだのです。
それからというもの私は祈るような気持ちで受賞を願いました。
そして私は落選しました。
それと同時に、すべてが終わったように感じました。
もはやMYTHOSを成功させる方法がわかりませんでした。
しばらくは惰性で制作を続けたものの、自分が完全に折れている事を認めて今までずっとついてきてくれた絵師の1YA氏にゲーム制作の中止を伝えました。
私は1YA氏に罵倒される覚悟ですが、彼は穏やかに受け入れてくれました。
1YA氏、今まで俺のわがままに付き合わせて本当に悪かった。こんな結果でごめん。
以上の理由から、もはやMYTHOSで成功する未来が見えず、私生活にも限界が来ており、なすびあんは活動を続ける事が不可能と青井えうは判断しました。
関係者の皆様、作品を心待ちにして応援してくれた皆様に合わせる顔などないのですが、うやむやのままにしておくのは余計に皆様にご迷惑をおかけするでしょうから、ここにご報告させて頂きます。
本当に申し訳ありません。
最後に、もはやクソ以下の価値すらない私の心情など諸々好き勝手に書き記しておきます。
本当に悔しい。俺の青春の中心はずっとノベルゲームだった。漫画やラノベも好きだったけど、金がないからフリーのノベルゲームばっかりやっていた。何度も感動して泣いたのを覚えてる。
ひとかた、去人たち、送電塔のミメイ、ハーバーランドでつかまえて、あの夏祭りで誰が死ぬ?、他にもいっぱいやったけどタイトルを覚えてない。でも本当に色んなゲームに触れて、フリーなのにあんなに素晴らしい物語に出会える事に感動した。俺の学生時代って別に青春の思い出なんて何にもないんだけど、いろんな物語に出会えたから普通の人よりたくさん思い出がある。(それこそ何個分もの人生が)
俺はゲーム制作は好きじゃなくてとにかく苦しい作業だったけど、昔の俺が感動したみたいに誰かを感動させられる物語を作れたらと思ってたんだ。
まあゲームを作り始めた理由は成功して金儲けするのが目的だし、俺なら絶対成功するっていう謎の自信があったからだけど、そんな甘ったれた理由じゃ自分の金を使い果たしながらゲーム制作なんて続けられるわけがない。
ゲーム制作は本当に夢がある仕事だった。
それは成功して金持ちになれるとか利己的なものじゃなくて、もしかしたら自分の作った作品が全世界の人を感動させて不幸な誰かを救えるかもしれないって夢だ。自分の作品で誰かを幸せにできるかもしれないんだ。しかもそれは誰か一人だけじゃなくて、もしかすると何万人、何億人かもしれない。もし地球上のあらゆる人々を俺の作品で幸せにできたら、なんて事を俺は考えてた。
ばかばかしいけど、可能性は0じゃない。実際日本の漫画やアニメは世界中で評価されてるんだから。そんな職業は他にないと思う。だから俺は別に自分のために金なんて使えなくても、そんな大きな夢を思えば本当にどうでもよかった。
もしかしたらMYTHOSはその可能性を秘めた作品だったかもしれないって今でも思う。第一部でコケちゃって、冷静になって考え直すと反省する部分はいっぱいある。
だけどこの作品の結末まで知ってる俺はこの作品が本当に世界で一番素晴らしいと思う。本当にこの作品のラストは感動する。大好きだ。頭の中にあるこの物語をうまく出力できれば、本当に世界で一番面白い物語だ。
だけど俺は歳を取ったみたいだ。
俺の世界一がみんなにとっても世界一になるだろうってもう信じられないし、もしかしたらほとんどの人からまた無視される作品になるかもしれないって気もする。成功できるかわからない。
お金がなくなったっていうのは言い訳で、もしかしたら俺はゲーム制作の地獄をまた味わいたくないだけなのかな。
……いや、もしお金が何千万円もあったら俺はやっぱり全力でMYTHOSを作ってると思う。俺はゲーム制作って嫌いで、シナリオ書いてる時も何回か気が狂いそうになったりしてるんだけど、それでも作品を形にして世に出したいって気持ちの方が強い。俺にしか作れない作品を作りたい。今じゃもうそんな言葉は虚しいだけだけど。
最後にMYTHOSのラストから、主人公黒田秋一の言葉を抜粋してなすびあんの活動を終わらせようと思う。
もはや誰も知る事のないネタバレですが、彼は俺とは違って絶望の中を最後まで戦い抜きました。
俺とは比べ物にならないぐらいの地獄の中で、仲間に責められながら何の希望もない世界で、たった一人孤独に自分の想いを貫くために。
ボロボロになって傷つきながら、多くの人々に怒声を浴びてツバを吐きかけながら、それでも彼は進み続けて彼女を救おうとしました。
彼は神に叫びました。自分が望んでもない言葉を。
激情が渦巻き、途方もない怒りの中で、手の中で冷たくなった彼女のために、彼女のための言葉を。
「この世界を創ってくれて
沙織と会わせてくれて、――――ありがとう」
※この記事に対する皆様の反応をたぶん私は見れないと思います。罵声にしろ暖かい言葉にしろ私には恐怖の対象なので、見るにしてもかなり時間を置くと思います。返信もきっとしないでしょう。
それから無いと思いますが、この記事を見てお金を振り込んだりしないでください。数百万円あろうと活動は再開できないので、無駄なお金になってしまいます。
逆に今まで送ったお金を返せ、というのもご勘弁下さい。お金ありません。
関係者の皆様にはまた後日改めてご連絡をいたします。
今年の1月から放置し続けてきましたが、そろそろ更新したいと思います。
申し訳ありませんが、なすびあんは活動を停止しました。
応援して頂いた皆様、ご協力いただいていた皆様には本当に申し訳ありません。
私としてもこんな終わり方だけはしないようにしようと考えておりましたが、不本意ながらそうなってしまいました。
逆説的ですがそれを認めたくないためになすびあんから遠ざかっていました。
ここに来ればなすびあんが終わった事を認めざるを得ないからです。
ですが、もはや活動を再開できる兆しもないためにケジメをつけなければいけないように思います。
曲がりなりにも一生懸命やってきたつもりの活動をフェードアウトして終わらすのはこの活動のすべてを台無しにしてしまう気がしたので。
なのでつらつらと活動を停止する言い訳を並べていこうと思います。
1.金銭的事情
まず活動を停止する理由ですが、その大部分が金銭事情によります。
私自身がゲームを制作するためにフリーターとニートを繰り返しており、ゲームを作るギリギリのお金だけを稼いで生活しておりました。
下積みのつもりシナリオのバイトなどをやっていた期間も含め、20歳からおよそ8年間は私の履歴書は白紙になります。今年で29歳になります。もはやまともな定職に就く事はできないでしょう。
当然ながらなすびあんの活動は黒字になる事はなく常に大幅な赤字でした。8年間で稼いだお金はすべてゲーム制作に注ぎ込んでいたので、大きな買い物はした事がありませんでした。服などもすべて古着で済ませていました。(近くに一着数百円~3000円ぐらいまででダウンジャケットまで買える良い古着屋がありました。もう潰れてしまいましたが)
例外としてノートパソコンだけは5万円以上出して8年間で2、3度買った記憶があります。またadobeのイラストレーターを数万円で買ったり、比較的最近始まったadobeソフト使い放題の月額会員に入ったりしました。これらはゲーム制作をするために必要でした。
とはいえ生活にはさほど不満はありませんでした。時々は同年代の他の人間が普通にしている事を自分ができない寂しさはありました。
しかし私は元々あまり物欲がない方ですし、実家で生活費もかからず(親に毎月生活費を渡していましたが、一人で暮らすより全然安く済む程度です)、何よりゲームを作って成り上がろうと燃え続けていました。
だったらなぜ金銭的理由でゲーム制作をやめるのか、と思うかもしれません。
それはタイムリミットのようなものでした。
私の親は自営業です。そして一般的な基準ではとっくに退職しているような年齢です。
高齢のためかここ2年ほどはほとんど仕事がないようで(依頼を請け負う形の仕事です)、1か月間で1度も仕事が入らない月も出てきました。つまりその月は収入0です。
しかも親は年金を払っていなかったようです。他人の事なら自業自得だと言ってられますが、家族となるとそうも言ってられません。
おまけに親は数年前にとある詐欺に遭って貯金をほぼすべて吹き飛ばしています。これも他人の事なら自業自得だt(ry
8年間、私は努力し続けていたつもりでしたが世間的には何もしてないのと同義でした。(ごくまれに本当にサボッている時期もありましたが、大部分は努力していたつもりです)
私はゲーム制作でプラスになるほどの収入を稼ぐ事はできませんでした。
私はこの活動に人生を賭けてきたつもりですが、世間からはお金にならないこの活動は何と呼ばれるでしょうか?
「趣味」です。
家族の金銭事情が悪化していく中、私は「趣味」にお金を注ぎ込んでいました。
2.労力的事情
ゲーム制作を働きながらするという選択肢もあるように思いました。
ですがこのブログを見ている中でゲーム制作をしている方はどのぐらい居るでしょう? 実は結構いるのではないのでしょうか? だとしたらゲーム制作における労力がわかると思います。
結論から言うと、働きながらMYTHOSを完成させるのは不可能でした。
ゲーム制作にかかる労力はあまりに大きすぎて働きながらでは絶対に無理です。仮に週5日労働でも始めようものならMYTHOS第二部完成は10年後になるでしょう。実際、10年もかかるプロジェクトでは協力してくれる人はかなり少なくなるでしょうし、プレイヤーも待ってはくれないでしょう。MYTHOSが完結するのはたぶん20年後です。
こんな事を言うと「働きながらゲームを作ってる人はいる」という反論が聞こえてきそうです。
実際その通りです。働きながらゲームを作ってる人はいます。ついでに言うなら、月に3日働くだけで月収300万円稼ぐ人もいます。この両者の共通点は、大部分の人にはかなり難しいという事です。
特に私は働きながらゲーム制作を続ける能力がありませんでした。バイトを始めるとゲーム制作に集中できないのです。週3ですら無理でした。逆に一つの事に絞るとずっとできます。第一部製作時、仕事を辞めてニートになると半年間休みなくゲーム制作ができました。というか、休まずにやらざるを得ない状況でした。シナリオと簡単なスクリプトしかできない自分では足りないものを、外部の人達にお願いして制作からマネジメントに移行する段階です。
現在MYTHOS第二部はその段階に入っていますが、第一部のあの半年間がトラウマになっているのか踏み出せませんでした。
しかしゲーム制作を放棄するのは途方もない労力が必要である事が理由ではありません。ゲーム制作にかかるマネジメント作業が嫌だから逃げ出すわけではありません。ゲーム制作のどこかの段階が嫌だから逃げ出すほど生ぬるい覚悟でやってきたわけではないつもりです。
ただこの段階が自分を破滅に追い込むと確信したのです。
これから半年続く無収入期間と、制作にかかる百万円前後の出費は、もはや崖っぷちから飛び降りるような行動としか思えませんでした。
3.MYTHOS第一部の失敗
個人的にMYTHOS第一部は私はとても好きですし、いい作品だと思っています。正直、随所で感動して泣きました。(たぶん作者が一番感動するものです)
ですが率直に言うとMYTHOS第一部は失敗でした。
反響が全く足りませんでした。
とはいえ実際のところ、なすびあん作品の中では一番多くの感想を頂きました。厳しい意見もありましたが嬉しい意見もとても多かったです。(私が最後に見た感想メールは、私がずっと夢見ていたモノが詰まっていました。でも私がこの決断を下してからメールを見たというのはとても皮肉ですね。ノイルムさん、大学現役入学おめでとうございます。そしてあなたに勇気を上げたはずの私がこんなことで本当にごめんなさい)
反響が足りないというのは、高評価の数ではなく評価すべての数です。
好きの反対は嫌いではなく無視である、という言うように私の作品は多くの人に無視されてしまいました。世間への恨み言ではなく、MYTHOSという作品のレベルが決まったと受け止めています。
MYTHOSは商業的に成功するために必要であろう数の人を振り向かせられませんでした。
シリーズ物である宿命として、物語が進むにつれて反響はより少なくなっていくでしょう。
MYTHOSは賭けでした。
ノベルゲーム業界の現状を考えた時、短編や中編を出し続けて成功するヴィジョンがありませんでした。
無謀な大長編を作って話題にしてもらうしか方法がないように思ったのです。
ですが賭けには負けました。
私のあらゆる能力が足りませんでした。
いいゲームを作る能力も、ゲームを素早く仕上げる能力も、資金を調達する能力も。
風呂敷を広げて耐えきれなくなったのは私でした。
4.活動の先に待つ未来の暗さ
MYTHOSという作品が完成した先にあるのはなんだろう。
そう考えると私には真っ暗な未来しか見えませんでした。
何もかも犠牲にして生活に困窮した無職の自分。
真っ暗な部屋でパソコンのモニタだけが明るく輝いていて、レビューサイト「夢現」が表示されている。
大長編を完結したという事で労いの高評価レビューが祭り状態で並び、時々冷静なプレイヤーによる☆3や手厳しいプレイヤーの一言コメントと☆1評価がつく。
この規模のゲームを完結させれば、この業界ではちょっとした有名人にもなるでしょう。きっと私にとって最高の瞬間です。
でもその瞬間も半年後には過去となり、次に我に返った時には定職にも就いた事のない30代中盤の無職の男だけが残るでしょう。
とはいえ、そんな未来なら私は続けたかもしれません。一発逆転の可能性がありますから。
現実的にはもっとシビアでした。
最悪、このまま続ければ私は親を手助けする事なく破滅させ、連鎖的にゲーム制作もできなくなり、MYTHOSを完結させる事なく自分の命を絶つという未来しか見えませんでした。
活動の先に待っているのは破滅だけのように感じていました。
5.精神面
成功に燃えていた第一部制作時に比べて、第二部制作時はほとんどが絶望の中にいました。
もはや成功できる望みもなく、自殺するつもりがあったわけではないにしろ死にたいとずっと思っていました。
作業しながら「疲れたー」ぐらいのノリで「死にたい」とよく呟いていました。(自殺しようと思っていたわけではありませんし、試みた事もありません。とはいえ一応、苦しまずに自殺する方法はいくつか知ってます)
去年の1月だったか2月だったか、まったく感情がなくなった時期もありました。たぶん文字にしても伝わらないと思いますが、悲しみも喜びも本当に消え失せて何も感じなくなったのです。一瞬悟りでも開いたのかと思ったのですが、むしろうつ病だろうと結論を出してしばらくゲーム制作を休みました。代わりに自由に遊んでいると感情も戻ってきました。
私はもはや義務感でゲーム制作をしていましたが、本能的な部分ではゲーム制作を続ける事に対する危機感が募っていたようです。どんどんとゲーム制作を続ける事が難しくなりました。
もはや自信もまったくなくなっていました。
たぶん自分の可能性を取り戻すためなのか、去年の夏ごろにゲーム制作を中断して富士見ファンタジアの新人賞に応募しました。
熱に浮かされたように2週間ぐらいで書きあげ送ったので期待してなかったのですが、その作品はどんどん選考を突破しました。
次第に私はその作品に一縷の望みをかけました。新人賞作家という箔がつけばMYTHOSでの一発逆転もあり得ます。それだけが唯一の道のように思いました。
作品は一次選考、二次選考を進んで編集部から電話がありました。三次選考まで進んだのです。
それからというもの私は祈るような気持ちで受賞を願いました。
そして私は落選しました。
それと同時に、すべてが終わったように感じました。
もはやMYTHOSを成功させる方法がわかりませんでした。
しばらくは惰性で制作を続けたものの、自分が完全に折れている事を認めて今までずっとついてきてくれた絵師の1YA氏にゲーム制作の中止を伝えました。
私は1YA氏に罵倒される覚悟ですが、彼は穏やかに受け入れてくれました。
1YA氏、今まで俺のわがままに付き合わせて本当に悪かった。こんな結果でごめん。
以上の理由から、もはやMYTHOSで成功する未来が見えず、私生活にも限界が来ており、なすびあんは活動を続ける事が不可能と青井えうは判断しました。
関係者の皆様、作品を心待ちにして応援してくれた皆様に合わせる顔などないのですが、うやむやのままにしておくのは余計に皆様にご迷惑をおかけするでしょうから、ここにご報告させて頂きます。
本当に申し訳ありません。
最後に、もはやクソ以下の価値すらない私の心情など諸々好き勝手に書き記しておきます。
本当に悔しい。俺の青春の中心はずっとノベルゲームだった。漫画やラノベも好きだったけど、金がないからフリーのノベルゲームばっかりやっていた。何度も感動して泣いたのを覚えてる。
ひとかた、去人たち、送電塔のミメイ、ハーバーランドでつかまえて、あの夏祭りで誰が死ぬ?、他にもいっぱいやったけどタイトルを覚えてない。でも本当に色んなゲームに触れて、フリーなのにあんなに素晴らしい物語に出会える事に感動した。俺の学生時代って別に青春の思い出なんて何にもないんだけど、いろんな物語に出会えたから普通の人よりたくさん思い出がある。(それこそ何個分もの人生が)
俺はゲーム制作は好きじゃなくてとにかく苦しい作業だったけど、昔の俺が感動したみたいに誰かを感動させられる物語を作れたらと思ってたんだ。
まあゲームを作り始めた理由は成功して金儲けするのが目的だし、俺なら絶対成功するっていう謎の自信があったからだけど、そんな甘ったれた理由じゃ自分の金を使い果たしながらゲーム制作なんて続けられるわけがない。
ゲーム制作は本当に夢がある仕事だった。
それは成功して金持ちになれるとか利己的なものじゃなくて、もしかしたら自分の作った作品が全世界の人を感動させて不幸な誰かを救えるかもしれないって夢だ。自分の作品で誰かを幸せにできるかもしれないんだ。しかもそれは誰か一人だけじゃなくて、もしかすると何万人、何億人かもしれない。もし地球上のあらゆる人々を俺の作品で幸せにできたら、なんて事を俺は考えてた。
ばかばかしいけど、可能性は0じゃない。実際日本の漫画やアニメは世界中で評価されてるんだから。そんな職業は他にないと思う。だから俺は別に自分のために金なんて使えなくても、そんな大きな夢を思えば本当にどうでもよかった。
もしかしたらMYTHOSはその可能性を秘めた作品だったかもしれないって今でも思う。第一部でコケちゃって、冷静になって考え直すと反省する部分はいっぱいある。
だけどこの作品の結末まで知ってる俺はこの作品が本当に世界で一番素晴らしいと思う。本当にこの作品のラストは感動する。大好きだ。頭の中にあるこの物語をうまく出力できれば、本当に世界で一番面白い物語だ。
だけど俺は歳を取ったみたいだ。
俺の世界一がみんなにとっても世界一になるだろうってもう信じられないし、もしかしたらほとんどの人からまた無視される作品になるかもしれないって気もする。成功できるかわからない。
お金がなくなったっていうのは言い訳で、もしかしたら俺はゲーム制作の地獄をまた味わいたくないだけなのかな。
……いや、もしお金が何千万円もあったら俺はやっぱり全力でMYTHOSを作ってると思う。俺はゲーム制作って嫌いで、シナリオ書いてる時も何回か気が狂いそうになったりしてるんだけど、それでも作品を形にして世に出したいって気持ちの方が強い。俺にしか作れない作品を作りたい。今じゃもうそんな言葉は虚しいだけだけど。
最後にMYTHOSのラストから、主人公黒田秋一の言葉を抜粋してなすびあんの活動を終わらせようと思う。
もはや誰も知る事のないネタバレですが、彼は俺とは違って絶望の中を最後まで戦い抜きました。
俺とは比べ物にならないぐらいの地獄の中で、仲間に責められながら何の希望もない世界で、たった一人孤独に自分の想いを貫くために。
ボロボロになって傷つきながら、多くの人々に怒声を浴びてツバを吐きかけながら、それでも彼は進み続けて彼女を救おうとしました。
彼は神に叫びました。自分が望んでもない言葉を。
激情が渦巻き、途方もない怒りの中で、手の中で冷たくなった彼女のために、彼女のための言葉を。
「この世界を創ってくれて
沙織と会わせてくれて、――――ありがとう」
※この記事に対する皆様の反応をたぶん私は見れないと思います。罵声にしろ暖かい言葉にしろ私には恐怖の対象なので、見るにしてもかなり時間を置くと思います。返信もきっとしないでしょう。
それから無いと思いますが、この記事を見てお金を振り込んだりしないでください。数百万円あろうと活動は再開できないので、無駄なお金になってしまいます。
逆に今まで送ったお金を返せ、というのもご勘弁下さい。お金ありません。
関係者の皆様にはまた後日改めてご連絡をいたします。
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もし今後創作活動をすることがなくなったとしても、これまでの経験の全てが無駄になるとは思えません
お疲れさまでした
夢と現実を秤にかけて現実を取ったなら、青井さん、現実を生きてください。生き抜いてください。悔いのないように。夢を捨てて現実まで取りこぼすことだけはないように。
すぐは読まないと書いてあるので少々きついことを書きますが、親を捨ててでも生活保護受けてでもゲーム制作に齧りつくことは出来た筈です。許される許されないとか、正しい正しくないとか、世間の目とか倫理を超えて、全てを捧げてきた夢だったなら、そういう選択肢もあった筈です。
でも、それでも現実を選んだなら、現実を生きてください。
私は青井さんにそれでもゲームを作り続けろとか、逆にこれまでの努力を単なるサンクコストだと切って捨てたりもしません。
ただ、私にとって青井さんのゲーム制作に対する姿勢や情熱は、私自身のゲーム制作において非常に励みになりました。創作で辛いことがあったら思い出す記念碑的な作品なのです。だから正直残念だという気持ちはあります。
しかし、それはそれ。私は青井さんが選ぶ道が最も正しい道なのだと信じ、応援します。
文章を見るに、青井さんは燃え尽きてしまったのでしょう。それは痛いほど分かります。
…ただ、もし、いつか何かのきっかけで、それがくすぶり始めたら…。ころりと発想が変わったり、物凄い奇跡が起こればあるいは…。それは明日かもしれないし明後日かも知れない…。そう願ってしまう自分がいるのです。
だから、ツイッターのフォローは外さずに置きます。偶には記念碑の巡礼もすると思います。そしてあなたに少しだけでも都合よく世界が回るように祈ってもおきます。
…長くなってすみません。まあ、こんな文章、所詮クソ野郎のオナニーコメントに過ぎないものです。多分読んでも貰えないだろうから、好き勝手書きました。すみません。何の価値もない便所の落書きでした。
青井さんの一番の失敗は、何といっても同人ゲームで一発当てようとしたところですよね。
同人ゲームでご飯が食べられてる人なんて、ZUNさんや竜騎士07さんなど一握りの存在でしょう。
それに人生を賭けて全力で突っ込んでいったお姿には狂気すら感じました。
しかも作った作品がオカルト・SF・ミリタリー・セカイ系が入り交ざった大長編ビジュアルノベルなんて、もはやどこのセカイに需要があるのか意味不明です。
それでいてDL数が伸びないと嘆いているお姿を見て、大変不謹慎ですが「コントかな?」と思ってしまいました。
あと中途半端に才能があったのも、青井さんの不幸だったと考えます。
全く才能がなければさっさと見切りをつけて諦められますが、なまじ文才を持っていらっしゃるので、諦めることすら出来ない状態がこの数年続いていたのではないでしょうか。
ラノベの3次選考落ちが正にそれを証明しているようでした。
これから色々大変でしょうが、ご両親のためにも頑張って下さい。
あ、最後に一言だけ言わせて頂きますね。
「風呂敷を畳む覚悟がねぇんなら最初から広げんなよ」
以上、以前支援した1ユーザーの瑣末な意見でした。
自分は青井さんのエミネム動画でMYTHOSに関心を持ってプレイした者の一人なんですが、ゲーム自体も動画もやたらと熱があって心に残ったのを覚えています。
歳も青井さんに近かったので、同世代の人間が大きなことにチャレンジしているということで応援の気持ちや勝手な親しみを持っていました。
とはいえ俺は青井さんを責めようという気持ちはありません。
待ちに待った結果として辛辣な言い方をしてしまう人がいるのも仕方ないし、俺の言うことも奇麗事めいてるかもしれませんが、アルバイトをしながらゲーム製作をすることがこれほど苦しくて身も心も削るものだとは思いませんでした。
俺はものを本気で作ったことがないので全ては想像ですが話を聞くだけでも絶句というかこんなに事情を抱えてしまっては仕方ないと思いました。
私事で恐縮ですが自分はコミュ障なので、ファンになったからと言ってその製作者さんに近づくと大体ギクシャクしたり上手くいかないことが多いので、この人は気になるなという人ほど遠くからROMるだけでほとんどコメントしたり接触したりしないことが多い人間です。
ですがこんな風になってしまうと、例え俺みたいな人間でももっと積極的に作品の感想を伝えたり、コメントをしたりすれば良かったと今さらに思います。
青井さんの文章を読むと、夢と現実の狭間をまざまざと突きつけられたような思いで、他人事ながら青井さんの深い絶望が伝わってくるようで非常に悲しく感じます・・・
MYTHOSという作品は物語と世界観の規模が壮大で、登場人物達が様々な信念や思いを持ち、秘められた謎や独特な世界観が魅力のゲームで凄く期待させられた作品でした。
一方で、青井さんのブログでの製作の状況を見ると、一部を完成させるのにこれだけの時間がかかってしまって、しかも無料で公開なんてしてしまってほんとに大丈夫なのだろうか・・・?と素人目にも不安を感じてもいました。
自分は青井さんが物語を作る才能があると思っているために、もっと報われる形で作品を創作してくれたら・・・と思うこともありました。
二週間で書き上げたライトノベルが三次選考に残るくらいなので、諦めずに応募を続けていればまたいつかには結果が出たかのではないかと思います。
たしか富士見ファンタジア文庫の橘公司さんは大賞受賞者ではないものの準入選からデビューしてデートアライブで成功した人です。
それとライトノベルは兼業作家で執筆してる人が意外と多いそうで、自分の知っている限りでは俺ガイルの渡航さんや変猫のさがら総さんなどがいます。
シナリオ以外にもたくさんの作業や高額な資金が必要になってしまうゲーム製作よりは仕事と両立しやすい職種なのかもと思います。
青井さんはノベルゲームに強い思い入れがあったと思うんですが、正直大金を投じて製作しなければならないゲームを、それも長期間にわたって取り掛かるものを無料で公開するというのはやっぱり無謀で危ういことだったと思います。
もっと目標を下げて、堅実な形で少しずつ結果を出せていれば青井さんもここまで燃え尽きなかったのではないかと思います。
ノベルゲームで成功を目指すよりも、ライトノベル大賞の応募の方が比較的にはチャンスがあるし、ライトノベル大賞が駄目でも今なら小説家になろうに投稿するという手もあります。
ゲームは完成しなければ感想も評価も得られないけども、投稿サイトなら青井さんくらいの腕前があればきっと一定以上の感想と評価が得られたと思うし、もしかしたら人気が出て商業出版という可能性だってあったかもしれません。
青井さんがいつか創作をする情熱を取り戻したとき、ゲーム製作以外にも道はあると気がついてもう一度再起してくれることを願います。
MYTHOSや電波電波カプリッチョと荒削りかもしれないけど熱が篭ってて心に残るゲームを作った青井さんならきっと他の道でも成功できると俺は思ってます。
ちょっと長文になりすぎましたが、本当に今までお疲れ様でした。
願わくば青井さんが希望や情熱を取り戻せますように。失礼しました。
心が痛いわこんなん
月並みな言葉になってしまいますが、本当にすきな作品です。今まで作っていただけて本当に嬉しいです。有難うございます!
とりあえずスマホアプリで出してみればまた何か変わると思います。
コンテンツ作りは出せば終わりじゃない。
まだ何もやってないのに売れないとか言われたって困っちゃうよ。
でも取り敢えずは半年くらい休むといいです。どんなに歳をとったって、どうせこういうストイックな生き方をしてる人は逃げられないです。また戻ってきます。一生結婚とかできません。
小銭が欲しければいつでもあげますので頑張ってね。
上でも何人か仰っていますが、ゲーム製作は一人でやるタスクがあまりに大きすぎるので、シナリオに専念出来る、小説家や外注のシナリオライターなどに切り替えてみては?
1回目で3次審査まで行ったのに、それっぽっちでやめてしまうのは勿体ない。
5度、6度どころか、10回落ちても書き続けてる人、知ってますよ。
勿論、経済的な基盤が整っていないのなら、まずは資格の取得や、就職活動に専念すべきだと思いますが、ここまでやってきた「創作」という事に関しては逃げずに、ブレずにやってほしいというのが個人的な願いです。
ゲームの製作を断念したからといって、何かを生み出す創作を全て捨てる必要はない筈です。
今挫折したからといって、積み上げた物をけじめつもりで、自分で倒す必要もない。
個人的に、人生に一発逆転なんてないと思っています
貴方の書くものには良いモノを感じます。それを楽しみにしている、自分のような通りすがりのファンだっているんですよ。
どこかで、青井えう氏の作品がまた見られる事を心待ちにしています。
>NONAME さん | 2016/07/20 (10:36)
>どんなに歳をとったって、どうせこういうストイックな生き方をしてる人は逃げられないです。また戻ってきます。一生結婚とかできません。
それはあなたがそういう人しか知らないだけでは。
作者に向けてというより、自身に言い聞かせてるようにしか思えません。
消えてしまってそのまま戻ってこない人は、誰の目にも触れず消えたままです。
作者さんは同人ノベルゲーム黎明期の作品を知ってるようですので
説明するまでもないでしょうけど。
あの時代、人気があっても静かに消えてしまった作品がたくさんあります。
ケジメをつけて綺麗に幕を下ろしただけでも大変に立派だと思います。
既に書かれてますように、有耶無耶にして逃げる方が簡単です。
誠実な聖人君子のように装っていたのに
告知もせずに静かに消えた作者ばかりです。
正直、期待されていたのに人知れず消えた大作が多くある事も
個人制作ノベルゲーム衰退の一原因ではという見方も否定できません。
(むろん原因はそれだけではありませんが)
熱を失ったユーザーを取り戻せず苦境にあるノベルゲーム作者さんも多いです。
時代に合わせてスマホ対応に移行しても
支持を得られる作者やサークルは限定されます。
スマホは長文を読むのに適したシステムではないので。
電子書籍は真面目に小説書くより胡散臭い自己啓発本を作った方が売れます。
ネットのフリー画像を集めてエロ写真集出した方が売れます、ひどいですね。
この時代に成功したノベル制作サークルというより企業もあります。
どうせノベルファンは限定されるので、絶対数が少ないと踏んで、
価格を数倍に跳ね上げたところ収益を出せたようです。
きっついですね、正直な感想、きっつい結論と結果だなと思いました。
ソシャゲのガチャもわりと似たような発想で、
少ない廃課金ユーザーを頼りにしているとか言われていますし、
商業エロゲーもどうやっても5千本超えないほどきつい市場になってしまい
各社は昔以上にどぎついやり方をせざるをえない状況です。
今はそういう時代なんですよね。
残念ながらあまり健全な市場が戻ってくる見通しはないので、
作者さんが消えるのは当然というか賢命としか思えません。
細々と創作を続ける事はできますし、そうしてる人もいますが、
それは作者さんの本意ではなかったのでしょう。
時代に合わせられる人ばかりではないですし、
敢えて既存のスタイルのゲームでやる必要もない。
創作者はファンの奴隷ではありません。
経済的な環境などが良くなり作者さんに余裕が生まれて欲しいと同時に、
作者さんもファンも納得のいく形での復活ができれば良いなと思います。
以上、通りすがりの第三者のお目汚しでした。
これ
もうひとつムー大陸を題材にした同人ゲームあったけどあっちはうやむやにして逃亡したからな
ちゃんと活動停止の理由を書いてしめたのは偉いと思うよ
電波電波カプリッチョ好き主人公が良いキャラしてた
これからは働き先を見つけて働きながら趣味でまたラノベの賞に応募したりなんなりすればいいさ
今はなろうみたいなのもあるしそんなにゲームに拘らなくてもいいんじゃね
新人賞三次まで通過するんだから発想や文章は悪くないんだろう
絵をどうにかすべきだった
金かけて作ってるならもっと上手い絵師雇えただろうに
絵さえもっと見栄えしたらもっとプレイしてくれる人いたと思うわ 冗談抜きで
第一印象は大事
ラノベの新人賞たった二週間で書き上げたものが三次選考まで通過するんだからお前さんの考える話、文章は決して悪くはないということが証明されている
というかそれってめっちゃ凄いことだぞ
世の中には阿保みたいにたっかい学費払って専門学校通ってまでして何も結果を見いだせない虚しい奴らだっているんだから
制作者の情熱が凄い籠ったゲームだから絶対完成するだろうと思ってただけに残念だなぁ
でもこれは理由が理由だけにしょうがないな
制作者が物凄い情熱を注いでる作品ってことでは一部で有名になってた
同人ゲームから商業までいく、そしてゆくゆくはアニメ化…とか考えてたのかもしれないが近年それは難しいんじゃないか
月姫ひぐらしと二作品も同人からアニメ化された異例作品があるから勘違いした奴らが同人の世界に飛び込んで「自分もいつか月姫ひぐらしのように!」と思ってゲーム作ったけど挫折したという人をたくさん見てきた
もう月ひぐの頃とは時代が違うしあの頃よりビジュアルノベルゲーの需要が減ってきている
ただ読むだけの作業でたまにちょっと選択肢選んで進めていくという同じことの繰り返しの作業、どこかで見たような似たり寄ったりな話にユーザーは飽きてきている
商業化はひまわりファタモルのようにコミカライズ携帯機移植まではいけたとしても、もう昔のように同人ゲーからアニメ化は無理だろう
それこそ新しいジャンル開拓でもしない限り
人知れず消えていく面白い同人ゲーは数知れず…
本当に心から面白いと思って期待していた同人ゲーでさえ結局は制作者が更新しなくなりいつの間にか逃亡
続きを楽しみにしていたファンの思いだけが虚しく残る…
これからは決して無理せず気楽にフリーゲームもしくは同人ゲームに取り組めばいい、もちろん就職はして
何か資格を取ってからハロワ行けばいいさ
つい最近お前さんと歳かわらない俺の兄貴(大卒中退後ずっとフリーター28歳)はハロワ行って一発で就職できたぞ!人生まだ諦めるな
仕事見つけてから趣味で気楽に好きなフリーゲームやろう
ゲーム制作からはちょっと距離を置いてまたプレイする側に戻れば新しいことが見えてくるかしれない
好きで始めたことなんだから決して嫌いになってほしくない
同人界隈でおっさんで趣味全開で好きなことやってるだけの奴なんて山ほどいる
むしろ同人の良さはそれが許されること
歳なんか気にせずこれからも趣味全開で好きにやろう
お前と趣味嗜好合うやつがそれを見て面白いと集まってくれるよ
決して諦めて人生挫折してほしくない
落ち着いたらまた戻ってきてほしい
青井さんの情熱に勇気づけられた人だっているんだよ
それでお金足りないって言われてもはぁそうですかとしか言えないよなぁ。
いきなり原価が必要な物理グッズ作っちゃったのも謎だし。
筆の早さも文章力も熱意も行動力も十分備わってる稀有な人だったのに、
あまりの計画性の無さで頓挫してしまった印象がどうしても拭えない。
そういうのは完成の目処がたってからじゃないと関わった人大勢に迷惑かけることになる
今さら言っても後の祭りだけど
そんなに商業化したかったのなら一念発起してエロゲ会社設立ぐらいの勢いがないと
月姫ひぐらしなんかあれは非常に稀有な例
歴代商業化した同人ゲーム見てる限り、おそらく必要なのは
二次創作しやすい(盛り上がりやすい)設定
派生を生みやすいストーリー・設定
ヲタうけの良いヒロイン・萌え
猟奇的な要素
絵は上手い下手関係ない、でも覚えてもらいやすい個性的なキャラデザであること
完成の目処がたってから体験版を公開すること
だと思う
あくまで個人的な見解だけどわりと的得てるんじゃないかなと
MYTHOSのことは忘れて、私生活が落ち着いたらまたゲーム制作すればよい
もちろん決して無理しない範囲で
まずは目標を下げてみては
いきなり商業化じゃそりゃ無理に決まってる
普通に考えてできない可能性の方が高い。
そんな分が悪い勝負に自分から金を突っ込んで爆死した。
その点に関しては自己責任だし同情もない。
とはいえ、この記事は興味深い。
普通なら何も言わず放棄するか、
言ったとしてもリアルの事情で~と詳しくは語らず終了宣言をしたいところ。
心情だけでなく、わざわざその内幕まで書き付けるのは
恥以上に発露したい無念があったのだろう。あるいは支援者達への申し訳なさか
ともかく何かしら怨念めいたものは受け取った。
このサークルの墓標は俺の心のエレクトラに突き立てておくよ。
無駄だった。意味があった。
すべて気の持ちよう。
この後悔も、苦しみも
道を選び取ったならいつか笑って話せるような
人生を送ることを願ってます。
そして、ありがとうございました。
私はゲームを制作しませんから、結婚でもしない限り、だらだらとでも活動を続くものだと思っていました。
私も何も出来なくて歳いって、千と千尋ばりにここで働かせてください!と言いまくってゲーム会社に就職しましたから。
そうしてゲームを作りながら自主制作したらどうですか?
イラストレーターとかプログラマーの人脈も広がりますし。
年齢や経験は言い訳ですよ。
夢追い人の話って結局成功者の話しかないけど
この人みたいに夢破れる負け犬もいっぱいいるんだよwww
なんかやってて楽しいと思える創作活動したらいいよ
その情熱の量は才能だと思う。
燃え尽きてしまうような激しい燃やしかたじゃなくって、ずーっと灯り続ける暖炉のような情熱の使いかたをしたらいいんじゃないかしら。
30代は一番脂の乗った時期だぜ。これからこれから。
楽観的な言い方に聞こえるかもしれませんが、
僕は青井さんの真っすぐにゲーム作ってる姿かっこいいと思いました!
趣味にしろ、仕事にしろ、精いっぱい考えて答えを出したのならそれはきっと間違っていないんだと思います。
生きることが一番大事です!
人生のスタートラインはたくさんあります!