製作者日記弐型賢くなっても良い事は無い（青井えう）

同人ゲームサークル『なすびあん』の弐型式ブログ。

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賢くなっても良い事は無い（青井えう）

　ような気がします。主に、感性を必要とする職業においては。
　というのも私が中ニ病だった頃の作品が出てきて、良い意味でも悪い意味でも鳥肌が立つなぁとか思ったわけでした。
　確かにうすら寒い文章ではあるけれども、その中にも独特の雰囲気というモノが隠れているわけでして、それは気恥ずかしさを覚えながらも魅力的だったりするわけです。
　それに比べて今の私が書いてる文章は、雰囲気というモノがありませんね。希薄です。
　なんというか、借り物というか、作り物感が出てるというか、その世界の中に滲み出てる感じでは無いと言いますか。
　さっき発掘した作品は、思春期の多感な時期だから書けるような作品なんだなぁとか思います。
　あんまり物事を多く知っちゃうとデータベース化してしまって、それぞれの雰囲気とか持ち味みたいなんを無意識に壊しちゃうんですよね。
　例えば魔法なんかを書くにも、そういう設定通りの「知識」という理屈で固め上げて書いちゃいます。雰囲気なんて何も無いですねえ。
　勝手な妄想を現実だと思い込んで書いた作品だからこそ中ニ病になったわけですが、そういう現実と離れた場所に行くのはなるほど、創作物語のもともとの目的でもあるわけでして。
　でも現実と離れすぎた作品を読んでみた所で、新たな中ニ病を生産するだけでして、私の目的としては人々の励みになるような作品を書きたいんですけど……中ニ病って現実社会じゃ重荷だしなぁごにょごにょ。
　なんだかもう、色々と迷走しちゃうなあとか思う次第です。
　目指す場所と、書きたい場所が、いまいち合致しませんねえ。そもそも私からの供給と世間の需要が（ｒｙ
　なんだか思いっきり読者を別世界にフッ飛ばしつつ、最終的には現実でも頑張ろうと思えるような作品を書きたいです！

欲張り過ぎるか∩( ・ω・)∩　

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