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同人ゲームサークル『なすびあん』の弐型式ブログ。

   
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やってしまった感(青井えう)
どうも青井ゑうです。
私はとても大切な事を忘れていたように思います。
あまりにも長くひきこもり過ぎたからでしょうか。
私はこの世界の事について少し視野が狭くなっておりました。
本日の出稼ぎ帰り、外に出た瞬間に目に飛び込んだ三日月の美しさ。
雲一つない薄闇の空に糸のように白く鋭い輝き。
濃淡がよどみなくグラデーションする夜空、そこで三日月は震えるほど美しく光っておりまして、見上げた空に白銀の切れ込みが入っているという不思議、この地球の空に巨大な星が浮かんでいる、その奇跡に全身の肌が粟立ったのでございます。
こんなことは一年間引きこもっていた私はついぞ感じなかったことでございました。

 その瞬間、私の脳裏を遠い幼少の記憶が過ぎりました。
 いえ、とは言っても年齢的には幼少とは言えぬほどの昔、ほんの十年から十五年ほど前の事かもしれません。正確な時期はわかりませんし、きっと分かってもその数字は無意味な抜け殻に過ぎないことでしょう。
 ただ私の胸の内の深い所に眠っていた私、いまの私が出来上がる前の私、私が「私」などと間違っても使わず、大人の建前と世界の状況に怒り、人生や宇宙や人の不平等に無力感を覚え、すべてを善と悪の二つで分けていた頃の私は、同じように世界の美しさに触れてただ無心に感動していました。私はその時、確かに、見たのです。世界の美しさを。この目に見たまま忘れていたのです。
 幼少の頃の私は、ただ星で埋め尽くされた空に息を呑みました。
 鬱蒼と生い茂る森に、冒険心をくすぐられて走り出しました。
 流れる川の心地よさを求めて嬉々として飛び込みました。
 夏の強い日差しとセミの声にうなだれ、秋は紅葉とキンモクセイに過ぎた夏を振り返り、冬は雪ダルマを作り雪合戦し、春は舞い散る桜吹雪の美しさに見とれ、そして新たな季節に期待していったのです。
 でもそんな私はいまや世界の衣替えに目も向けず、年月が無機質な数字の積み重ねになり、人間が作った仕事に翻弄され、人間に関わって悩み、人間が作る不安を感じ、人間が作った娯楽に身を委ねるような大人になってしまったのは、果たして私が憧れた私でしょうか。いつの間にか人間しかいない社会へ埋没していって自然なんてものは心からも生活からも締めだしてしまったのです。

 世界は美しいという事も忘却の彼方に放り捨てて、心を乾して砂漠にしても自分で気づかずただ生きる私が、きっと大人という事なんでしょうか。
 ああ、こんな事を考えて人は迷って後悔して、でもきっともっと年を取れば迷わなくなって、その分だけ私の視野は狭くなって凝り固まった毒になるのでございます。だから少しぐらい非合理的な事をしても良いと思った次第なのです。
 つまりアレです。
 サイトをいまの仕様に更新したら、前のサイトに戻せなくなった(戻す作業がやや難しくなった)っぽいので、もういっそリニューアルします。

 リニューアルします。

 絶対します。

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